6L6 試し聴きの回 YJブログ
こんにちは
YJです。今回は6L6の試し聴きについて書いてみます。
試聴機はTU8200アムトランスバージョンとマークオーディオ NC5Hです。
JJ:前回のKT88での試聴と同じ印象。張りと透明感のある高域と弾力を感じる低域。全体的にクリアーで音場に深みを感じます。この表現は好きだな
Tung-sol:自然でフラットな音質。弦楽器がやや硬い印象。エージング進めば和らぐかも 余韻がキレイです
以下はヴィンテージ管
RCA:弦楽器やピアノの響き方が開放的で美しい印象、中音域はふくよかでエージングが作用?お酒飲みながら聞くと染みるかも。お供にはバーボン推奨
philipsECG:楽器の立ち上がりを早く感じます。バイオリンの弦の擦れやシンバルアタック音が心地よく、一方でふわっとしてまろやかなベースもいい感じ。空間表現がやや狭い印象 お供にはネズの実の香りする蒸留酒を推奨
Visseaux:弦楽器に憂いが出てRCAとは異なる表現。ピアノやベースも哀愁(悪く言うと湿気感)を感じます。ベース音は油が乗った感じ?包まれるような空気感がすごく魅力的。これはいいですね。へえ~この子はフレンチ産なんですね。これはワインだな 赤、ピノノワール で仕上げにエスプレッソ
社長(以下、師匠)いわく真空管は生産された国の音楽の再生を最も得意(その国を連想させる音質表現)とする傾向があるそうで、ドイツはドイツ、アメリカはアメリカの音質を感じるとのこと。以前国産球のアンプを使用しておりましたが、何となく繊細な優しい印象を記憶しております。
生産国や生産時期や工程、材料、エージング等で多様に変化を見せるのが真空管の奥深い所なのだよと師匠の言葉を聞いて、ん?ワインや酒作りにも通ずるところがあるなと思った次第です。Visseaux 管を聞いてなんだか20年前に散歩したパリの街の雑踏や空気感を思い出した気が、、、気がしました。プラシーボだな
◇印象は個人的見解です。Tu8200のオーナー様、視聴予約お待ちしてまーす。
長文お読み頂きありがとうございました。